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“居座り除名”処分取り消す判決

 札幌市議会の議長の選出方法をめぐる対立で議長席に居座り除名処分となった前議員が札幌市に処分の取り消しなどを求めた裁判で、札幌地方裁判所は「前議員の言動は議員としての身分を失うほど悪質とは言えず、除名処分にしたのは議会の裁量権の範囲をこえていて違法だ」として処分を取り消す判決を言い渡しました。
 札幌市議会の松浦忠前議員は去年5月、統一地方選挙のあとの臨時議会で議長を務めた際、新しい議長の選出方法をめぐって各会派の議員と対立し、議長席に居座って議事の進行をおよそ9時間ストップさせたことから除名処分となり、議員資格を失いました。
これについて松浦前議員は処分は重すぎるとして札幌市に取り消しなどを求めていました。
 22日の判決で札幌地裁の武部知子裁判長は「前議員の言動による議事進行への影響の大きさは看過しがたいが、結果的に市民生活への重大な影響は生じていない」と指摘しました。
その上で「一連の言動は議員としての身分を失うほど悪質とは言えず、除名処分は議会の裁量権の範囲をこえていて違法だ」として除名処分を取り消した上で、札幌市に議員報酬などを支払うよう命じました。
 原告の松浦前議員は判決について、「主張が認められたことに安どしているが、私の行動自体は決して許されるものでないことは承知している。被告の市が控訴したとしても、過去の言動への反省を忘れず、負託された有権者の期待に報いるためにも自らの責務として裁判に臨んでいく」とコメントしています。
 一方、札幌市議会の五十嵐徳美議長は「このたびの判決については市議会の主張が認められず残念だ。判決の内容を精査し、今後の対応を検討していきたい」というコメントを出しました。
 【これからどうなる】
 今回の判決で、今後はどうなるのでしょうか。
 松浦前議員は去年の札幌市議会議員選挙で白石区から当選しましたが、失職したことに伴い、選挙で次点だった自民党の阿部英明議員が繰り上げ当選しました。
 札幌市議会事務局によりますと、除名取り消しの判決が確定すれば、松浦氏の除名が正式に取り消されて市議会議員に復職するということです。
 これに伴い、繰り上げ当選した阿部氏は市議会議員を失職することになり
繰り上げ当選した阿部英明議員はNHKの取材に対し、「札幌市と前議員との間の訴訟なので今回の判決について私にあまり関係ない話だと思っている。札幌市がこれから控訴するのかどうかの状況を見ながら、私は与えられた仕事を一生懸命やるだけだ」と述べました。
(06月22日 14時52分 NHK)

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