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「違法介入確認できず」障害者の高校入試訴訟 原告の請求棄却

 知的障害のある男性(18)が道立高の入学試験を受けた際、同校に出張した道教委の職員から違法な介入を受けたとして、男性の支援者が道教育長に対し、職員に出張費などを返還させるよう求めた行政訴訟の判決が11日、札幌地裁であった。高木勝己裁判長は「違法な介入は確認できない」として請求を棄却した。
 原告は市民団体「どの子もともに普通学級へ!ともに歩む会」の吉田淳一事務局長(63)=帯広市=ら。
 判決によると、ダウン症がある男性は、2017年度入試で定時制普通科の道立高を受験。面接試験時に派遣されていた道教委職員が同校に対し、事前に模擬面接が必要と助言した。模擬面接を行うか協議が長引き、男性は試験を受けるのが予定より遅れた。最終的に模擬面接は行われず、男性は試験に合格した。
 判決理由で高木裁判長は「職員の派遣や助言は円滑な入試という正当な目的があった」と述べた。
 原告の吉田さんは「男性側は模擬面接を求めていない。判決は、障害を理由に差別的な扱いをしている点を考慮していない」と批判。控訴を検討するとした。
 道教委は「主張が認められたと考えている」とコメントした。(中秋良太)
(07/11 22:00 北海道新聞)

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