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C型肝炎訴訟 「カルテなし」請求棄却 札幌地裁「他の止血剤可能性」 /北海道

 血液製剤の投与でC型肝炎に感染したのにカルテがなく、救済のための給付金が支給されないとして、道内の患者や遺族らが、国に給付金約10億4500万円の支払いを求めた訴訟の判決が26日、札幌地裁で言い渡され、湯川浩昭裁判長は原告の請求を棄却した。早期の判断を求めた3人が対象の判決。
 湯川裁判長は「ほかの止血剤が投与された可能性もあり、(血液製剤の)特定フィブリノゲン製剤を投与したとは認められない」と棄却理由を説明した。
 訴状などによると、原告は特定フィブリノゲン製剤を投与されてC型肝炎に感染したが、カルテなどが廃棄されたため、薬害C型肝炎被害者を救済する特別措置法に基づく給付金が支給されないと訴えた。2011年11月に患者45人が提訴し、後に2人が原告に加わった。これまでに2人が和解、10人が訴えを取り下げたため、原告は35人。
 特措法は08年1月に施行され、症状に応じて1200万〜4000万円の給付金が支給される。ただ、認定には原因となった血液製剤投与を示すカルテや医師の証言などが必要。【源馬のぞみ】
(2018年4月27日 毎日新聞)

カルテないC型肝炎訴訟、原告3人の請求棄却 札幌地裁

 汚染された血液製剤の投与でC型肝炎ウイルスに感染したのに、カルテなどがないために給付金が受けられないのは法の趣旨に反するなどとして、北海道内の患者や遺族ら約50人が薬害肝炎救済法に基づく給付金などの支払いを求めた訴訟で26日、患者や遺族ら3人に対する判決が札幌地裁であった。湯川浩昭裁判長(高木勝己裁判長代読)は「救済法の対象となる血液製剤が投与された事実は認められない」などとして、請求を棄却した。
 判決では3人の患者(うち1人は死亡)について、出血量が多くなかったり、判然としなかったりするなどとして、対象となる特定フィブリノゲン製剤が投与されたと認定できないと指摘した。
 訴状などによると、原告ら約50人は出産や手術などで血液製剤を投与されてC型肝炎ウイルスに感染し、慢性肝炎や肝硬変、肝がんを発症したなどと主張し、症状に応じて1人につき4千万〜1200万円を求めていた。
 弁護団によると、訴訟をめぐっては、これまで原告10人が提訴を取り下げた一方、2人については国と和解が成立している。1人はカルテはないものの手術を担当した医師が投与について証言。もう1人も入院台帳などをもとに医師が証言したという。
(2018年4月27日15時00分 朝日新聞)

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