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裁判員裁判 制度開始から10年  「進んで参加して」現役裁判官が訴え


 裁判員裁判への理解を深めてもらうための出前講座が八日、富山市稲荷元町のアピアショッピングセンターであり、富山地裁の大村泰平裁判官が同店の従業員ら約二十人に制度を説明した。
 大村裁判官は制度が導入された意義や裁判員裁判の流れなどについて解説。多様な意見を反映させるために始まったことなどを説明する一方で、辞退する人が多いことも紹介した。
 富山地裁の二〇一七年の裁判員辞退率は63%で、制度が始まった〇九年から増加傾向にある。大村裁判官は裁判員経験者を対象にしたアンケートで、裁判が始まる前は約半数が「やりたくなかった」「あまりやりたくなかった」と否定的にとらえたにもかかわらず、最終的に96%が「よい経験と感じた」「非常によい経験と感じた」と充足感を持っていたことを紹介。
 経験者から「もう少し若いときに経験すれば生き方を変えられた」「犯罪抑止のためにも裁判員裁判は役立つ」などの意見が出たことも明かし「裁判官にとってもいろんな人の意見を聞くことは新たな気付きになる。候補者になったら進んで参加してほしい」と呼び掛けていた。
 出前講座は今年で裁判員裁判が始まって十周年の節目になることや、制度への関心と参加への意欲を深めてもらうためにされている。
 十五人程度の参加者を集めて富山地裁に申し込めば開いてもらうことができ、昨年六月に始めて以来、今回は三回目の開催となった。(問)富山地裁事務局総務課076(421)6324 (向川原悠吾)
(2019年4月9日 中日新聞)

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