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法廷で無言の国籍・名前不詳の男、有罪判決

 国籍、名前、年齢不詳のまま器物損壊罪などに問われた男について、佐賀地裁(杉原崇夫裁判官)は5日、懲役1年10月、執行猶予3年(求刑・懲役2年)の判決を言い渡した。
 判決では、男は昨年9月9日、佐賀県警唐津署留置室のトイレのドアを壁に複数回打ち付け、ドアに亀裂を生じさせ破損したほか、同20日、佐賀地検の取り調べ中、検察官が作成した文書を両手で引き裂いた、などとしている。
 弁護側は「日本語がわからず提示された文書が何か分からなかった可能性がある」として公用文書毀棄きき罪について無罪を求めたが、杉原裁判官は「(提示された)報告書が刑事事件の公的文書だと分かっていたはずだ」として有罪を言い渡した。
 男は一連の公判でも意思疎通を図ろうとせず、弁護人による被告人質問にも無反応。一言も声を発することなく法廷を後にした。
(2019/03/06 08:01 読売新聞)

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