報道等をもとに日本の裁判官の情報を収集、掲載しています。

「カバンが汚れた…」”詐欺カップル”に有罪判決 裁判官「まっとうな生活を」2人を諭す

 およそ10年に渡って「カバンが汚れた」などと言い広島をはじめ全国各地の飲食店でクリーニング代を騙し取っていた詐欺カップルに、広島地裁は27日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
 判決を受けたのは、住所不定・無職の根本弘行被告(49)と中村幸穂被告(37)です。
 この裁判は2人が3年前から今年6月にかけて、京都市や神戸市、そして広島市内のカフェなど4カ所で「席が汚れていてカバンが汚れた」などと嘘をつき、店からクリーニング代としてあわせて5万7千円を騙し取った罪に問われていたものです。
 内縁関係にあった2人は定職に就かず、2010年ごろからホテルなどを転々とし生活費を得るため飲食店を訪れ、同様の手口で犯行を繰り返していたなどとして、検察は懲役1年を求刑していました。
 27日の判決公判で広島地裁の杉本正則裁判官は「汚れを仮装する目的で薄めた醤油を持参する計画的犯行」などと指摘。特に今年6月の犯行は、「新型コロナウイルスの影響で飲食店の経営が落ち込む中での犯行であり、社会的非難も大きい」と厳しく断罪し、「社会福祉の支援を受けることも十分考えつくはずであった」と述べました。
 一方で2人が犯行を素直に認めていることや、今後、社会復帰支援を受けて生活を立て直す見込みがあることなどを考慮し、2人に対し懲役1年、執行猶予3年の判決を言い渡しました。
最後に杉本裁判官は…。
 「福祉にお世話になることは恥ずかしいことではない。犯罪を繰り返すことの方が恥ずかしいことです。犯罪に手を染めず社会人としてまっとうな生活を送ってもらいたいと思います」
 裁判官の話に2人は頷きながら耳を傾けていました。
(10/27(火) 19:31 テレビ新広島)

飲食店に虚偽クレーム、2被告に有罪判決 広島地裁 全国行脚の詐欺生活10年「仕事みつからず…」

 飲食店のいすにしょうゆなどをこぼしてクリーニング代名目で示談金を詐取したとして詐欺罪に問われたいずれも住所不定、無職の49歳男と37歳女の両被告に対し、広島地裁は27日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。
 判決によると、2人は共謀して2017年12月〜今年6月、広島市中区や京都、神戸市など飲食店4店で「席が汚れていてかばんがぬれた」などとうそを言って現金を要求し、計5万7千円を詐取した。杉本正則裁判官は「新型コロナウイルスの影響で飲食店の経営が落ち込む中、社会的な非難は大きい」と述べた。
 起訴されたのは4件だが広島県警によると被害は少なくとも約600件、計約1860万円に上る。公判では犯行の経緯が明らかになり、2人は茨城県内のパチンコ店で知り合い、男が過去に飲食店で服を汚されてクリーニング代を得た経験から、薄めたしょうゆなどでかばんを汚す手口を思いついたという。全国を行脚して詐欺を繰り返す生活は約10年。男は「もう辞めようと何度も思った」、女は「仕事も見つからず抜け出せなかった」と供述した。
 2人は広島地検の支援を受け、住まいや仕事を探して社会復帰を目指す。杉本裁判官が「社会人としてきちんと生活を立て直して」と説諭すると、うつむいた2人は小さくうなずいた。
(10/27(火) 18:19 中国新聞)

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