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踏切遮断機が下りず、電車とタクシーが衝突 京福電鉄社員に無罪判決

 京都市北区の京福電鉄北野線の踏切で2018年、運行訓練中に遮断機が下りずに電車とタクシーが衝突した事故で、業務上過失傷害の罪に問われた京福電鉄(中京区)運輸課長の男性(56)に、京都地裁(入子光臣裁判長)は8日、無罪(求刑罰金50万円)の判決を言い渡した。
 男性は、2018年7月17日午後1時ごろ、警報器や遮断機などを遠隔操作する運行制御装置の訓練中、踏切付近に人員を配置するなどの安全対策を講じず、電車とタクシーの衝突事故を発生させ、タクシーの運転手(76)に腰の骨を折る重傷を負わせたとして在宅起訴された。
 これまでの公判で弁護側は、無遮断状態は社員の関知しない装置の信号システムに起因し、遮断機が下りていないことを示す反応灯を運転士が見落としており、事故を予見できる可能性はなかったと主張。検察側は、人為的ミスなどで遮断機が下りない可能性も予見できたとし、人員を配置して踏切の作動状況を確認する安全措置を怠った過失があると指摘していた。
 事故を巡っては、男性や運転士ら社員4人が書類送検され、踏切で一時停止をしなかったとしてタクシー運転手も過失往来危険の疑いで書類送検された。京都区検が運転士を略式起訴し、ほかの社員2人とタクシー運転手は、京都地検がいずれも不起訴処分(起訴猶予)とした。
(2021年3月8日 13:24 京都新聞)

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