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図書館で迷惑行為→入館禁止 処分取り消し命令、岐阜地裁判決

 土岐市図書館(岐阜県土岐市土岐津町土岐口)で迷惑行為を繰り返したとして、市教育委員会から入館禁止処分を受けた利用者の女性が、処分の撤回と慰謝料40万円を求めた訴訟の判決は21日、岐阜地裁(鳥居俊一裁判長)であり、「処分は法令上許容される余地がなく違法」として取り消しを命じた。一方、女性が同館職員に蔵書の管理方法など同館の運営に関し執拗(しつよう)に介入していたことから、「通常の利用方法と大きくかけ離れていたことは否定できない」とも指摘し、慰謝料は5千円の支払いを命じるのにとどまった。
 判決では、法令や条例には全面的かつ無制限の利用禁止ができる規定はなく、「知識や意見、情報を得るという憲法上の価値を根拠なく侵害しており、原告に精神的な損害が生じたと言わざるを得ない」とした。一方で、1日の間に借りたり返したりを繰り返し、多い日には153冊の図書を借り出すといった女性の行為については「利用目的として想定される知識や意見、情報の摂取のためであったとは認められない」とし、入館禁止によって精神的苦痛を受けたとの原告の主張の多くを退けた。
 市教委の担当者は取材に「判決文が届いていないため内容を把握していない。判決の内容を十分に精査した上で関係部署と協議の上、適切に対応したい」と答えた。市教委は2019年11月、市図書館運営規則に基づき女性を入館禁止処分としていた。
(2021年07月22日 08:46 岐阜新聞)

図書館利用禁止を取り消し 岐阜地裁、借り出し多数で

 多数の本の借り出しを1日のうちに繰り返すなどした女性に、図書館の利用を禁じた岐阜県土岐市教育委員会の処分は違法だとして、女性が処分取り消しと損害賠償を求めた訴訟で、岐阜地裁は21日、処分を取り消し、市に5千円の支払いを命じた。
 判決によると、市教委は2019年、女性に対し、図書館で職員への高圧的な態度などを改善するよう求める通知書を送付。だが改善されず、本の過剰な借り出しもみられるとして、利用や入館を禁止する処分を出した。
 判決理由で鳥居俊一裁判長は、市の条例に、利用者に無期限の利用禁止処分をする規定はないと指摘。処分は違法だったと判断した。(共同通信)
(2021年7月21日 23時02分 東京新聞)

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