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寝たきりの妻殺害 85歳被告に懲役2年6月の判決 宇都宮地裁

 今年2月、介護していた妻の首を絞めて殺害したとして殺人罪に問われた栃木県足利市、無職、今井徳二被告(85)の裁判員裁判の判決公判が28日、宇都宮地裁で開かれ、二宮信吾裁判長は懲役2年6月(求刑懲役3年)の実刑判決を言い渡した。
 判決によると、足利市の自宅で2月6日、寝たきりで言葉が話せない妻、アキヱさん=当時(78)=を楽にしてやりたいと考え、安定剤と偽って睡眠薬を飲ませた上で、タオルで首を絞めて殺害した。
 これまでの公判では、脳梗塞で倒れる前に延命治療を拒否していたというアキヱさんが本当に死を望んでいたのか、今井被告に殺害以外の手段がなかったか、などが争点となった。今井被告は公判で「(殺害したことは)後悔していない」と述べていた。
 二宮裁判長は「介護をする中で、精神的にも肉体的にも疲労していたことは同情できる。愛情を持って行動していたことは間違いない」としたが、「本人の明確な意思が不明にもかかわらず、殺害を望んでいるはずだという独自の考えに固執した面が大きい。家族が探した施設に預ければ最悪の事態を避けることができた」と指摘。執行猶予付き判決を求めた弁護側の主張を退けた。
(2018.6.28 19:25 産経ニュース)

足利の介護殺人 懲役2年6月 地裁判決 /栃木

 介護疲れから妻を殺したとして殺人罪に問われた足利市赤松台1、無職、今井徳二被告(85)の裁判員裁判の判決が28日、宇都宮地裁であり、二宮信吾裁判長は懲役2年6月(求刑・懲役3年)の実刑を言い渡した。
 判決によると、今井被告は2月、脳梗塞(こうそく)で右半身まひと言語障害が残った妻アキヱさん(当時78歳)の首を絞めて殺害した。アキヱさんは2016年10月に倒れて寝たきりになり、要介護5と認定されていた。
 今井被告は昨年4月から自宅で1人で介護をしていて、二宮裁判長は「非常に疲弊していて同情すべき点がある。被告人なりに愛情を持って被害者の思いをそんたくした」と認定したが、「被害者の人生に希望がない、というゆがんだ考えに固執した。被害者の意思を確認できていない以上、意思を無視して生命を奪ったことに変わりはない」と指摘した。弁護側は「妻を早く楽にしてあげようとした」として執行猶予を求めていたが、退けた。【林田七恵】
(2018年6月29日 毎日新聞)

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