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小山の出産後男児殺害 女子高生を送致 少年院へ /栃木

 小山市のショッピングモールのトイレで2020年12月、出産直後の男児が殺害された事件で、宇都宮家裁(瀬戸啓子裁判長)は13日、殺人の非行内容で送致された女子高生(17)を第1種少年院送致の保護処分とする決定をしたと発表した。決定は12日付。
 決定要旨によると、女子高生は同年12月18日午後1時35分ごろから4時15分ごろまでの間、トイレで男児を出産後、首をはさみで切り、殺害した。瀬戸裁判長は「犯行態様は悪質」としつつも「両親に相談できず、問題を先送りにし続けた結果、犯行に及んだ」と判断。「比較的長期間の処遇とするのが相当」と勧告した。【竹田直人】
(2021/4/14 毎日新聞)


女子高生が出産男児を殺害、退学恐れて周囲に妊娠を相談できず…家裁が少年院送致に

 昨年12月、栃木県小山市内のショッピングモールのトイレ内で出産し、生まれたばかりの男児を殺害したとして、殺人の非行事実で家裁送致された県内の女子高校生(17)について、宇都宮家裁(瀬戸啓子裁判長)は13日、第1種(旧初等・中等)少年院送致とする決定を出したと発表した。女子高生は周囲に妊娠を打ち明けられないまま、1人で抱え込んだ末に犯行に至った。同様の事件を担当した経験がある弁護士は、孤立させない態勢作りが急務だと指摘する。
 同家裁は12日、少年審判を開き、決定。決定などによると、女子高生は昨年12月18日、友人と訪れた小山市内のショッピングモールで産気づき、1人で女子トイレで男児を出産した。その直後、ハサミ(長さ5・6センチ)で男児の首を切りつけて殺害した。
 女子高生は妊娠の可能性を認識しながら、退学を恐れ、周囲に相談するなどの適切な援助を求めることができないまま、思いがけず外出先で出産。瀬戸裁判長は「出産直後も周囲に助けを求めず、生まれたばかりの男児の殺害を決意しており、その経緯は短絡的」とし、刑事処分より矯正教育を施すことが相当と指摘。「生命を産み育てることの責任の重さを理解させることが必要不可欠。収容時間は比較的長期間の処遇とするのが相当」と結論付けた。
 捜査関係者によると、女子高生は役所に妊娠届を提出しておらず、医療機関も受診していなかった。家族も妊娠を知らなかったが、一方で学校関係者の一部では妊娠の疑いがあることを把握していたとみられるといい、別のある捜査関係者は「周りの大人がどうにか助けられなかったのか」と話す。
 群馬県では今年3月、少女(19)が交際相手の男(21)の自宅で出産後、乳児をビニール袋に入れて遺体を遺棄したとして、2人が死体遺棄容疑で逮捕される事件があった。県内でもかつて少女が出産したばかりの乳児を放置して死なせてしまう事件があった。この事件を担当した弁護士によると、少女は当時、「妊娠や出産を知られたくなかった」と話していたといい、弁護士は「周囲の環境など様々な理由から、未成年者では妊娠を言い出しづらいことがある。周りが気付いてあげられる態勢作りが必要だ」と話している。
(2021/04/15 00:32 読売新聞)

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