報道等をもとに日本の裁判官の情報を収集、掲載しています。

病気で男性2人の公訴棄却

 さいたま地裁(結城剛行裁判官)は20日、道交法違反罪に問われた無職男性(73)と、窃盗罪に問われた無職男性(40)に、いずれも病気のため「訴訟能力に欠けていて回復の見込みがない」などとして、それぞれ公訴棄却の判決を言い渡した。
 判決によると、73歳男性は2012年10月、埼玉県新座市で酒気を帯びた状態で乗用車を運転したとして起訴。その後、脳梗塞などと診断され初公判に出られず、公判手続きが停止されていた。
 40歳男性は12年5月、さいたま市中央区のスーパーマーケットで菓子パン2個を盗んだとして起訴された。その後、心神喪失状態として公判手続きが停止された。
(2017年11月20日 / 19:41 ロイター)

さいたま地裁 公判打ち切り 精神疾患で5年審理停止

 精神疾患などを理由に5年近く審理が停止されていた二つの事件の公判が20日、さいたま地裁でそれぞれ開かれ、結城剛行裁判官は裁判を打ち切る公訴棄却の判決を言い渡した。「回復の見込みがない」などが理由。検察官の起訴取り消しに基づかず、裁判所の判断で打ち切るのは異例。
 刑事訴訟法では、公判停止後に検察官が起訴を取り消さない場合、裁判所が裁判を打ち切れるか規定がない。これに対し、最高裁は昨年12月、精神疾患の悪化で公判が停止された殺人事件の上告審で「被告に訴訟能力が回復する見込みがなければ、裁判所は裁判を打ち切ることができる」と初判断を示した。さいたま地裁はこの判断に基づいた。
 棄却されたのは、窃盗罪で起訴されたさいたま市の無職男性(40)と、道交法違反に問われた東京都の無職男性(73)の公判。
 判決などによると、40歳男性は2012年5月、さいたま市のスーパーで万引きをしたとして起訴された。初公判後の精神鑑定で統合失調症と診断され、地裁は翌13年1月に公判停止を決定。その後の精神鑑定でも回復は認められなかった。73歳男性は酒気帯び運転で12年10月に起訴され、11月に脳梗塞(こうそく)を患った。初公判に出廷できず、13年2月に公判停止された。
 両被告の弁護人はそれぞれ、「検察は(起訴取り消しなど)柔軟に対応すべきだった」などと話した。さいたま地検の古谷伸彦次席検事は「コメントすることはない」とした。【内田幸一】
(2017年11月21日 毎日新聞)

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